果て
どんなに強く求めても手に入らないものがある。
そんなの当たり前のことだけど、ぼくにはそれを受け入れるのが辛い。やっぱり、ぼくはまだ子供だなって思う。ほしいものが手に入らないのがこんなに辛いのだから。あきらめられないのだから。想いは、強くなるばっかりなんだから。ぼくが真剣に大好きになったあなた。ぼくは、あなたが大好きです。でも、どうしようもない。いくら好きでも、もう一生会うこともない。メールすることもない。一生話すこともない。どうにか、どうにか、どうにかならないものか。
あなたにふられて1ヶ月が経った。彼女にメールを送ろうと考えるけど、送る内容が全くない。あきらめきれません。まだ好きです。忘れられません。どうにかしてください。とか、そんな内容のメールを送れるはずもない。もし送ったとしても、何もない。もう一度チャンスをください。もう一度メールから始めさせてください。そんなメールだって、送れない。
あなたに髪を切ってもらえてからは、4ヶ月が経った。あなたに、声をかけられてからは、半年以上が経ったんだ。あれは、やっぱり運命だったんだと思う。自分にそう言い聞かせてみる。あれは絶対に運命の出会いだった。その運命の出会いのおかげで、ぼくは彼女に出会うことができた。彼女を好きになることができた。それだけでも、大きな運命ってもんだと思う。いつか、また、どこかで会えたらいいな。ぼくが彼女にしてきた大迷惑なことが、笑い話になるくらいの頃、もう一度どこかで会って、もう一度あなたと最初から、真剣に恋愛したいな。そのときには、ぼくはもっとましな人間になってます。ましな人間になれるように、あなたのためにがんばっていきます。そして、そのときまで、ぼくはひそやかにあなたのことずっと想っています。ぼくをこんな気持ちにさせたあなたはすごいです。ぼくはあなたのためなら、本当にすべてを投げ出してもいいです。命だって平気でくれてやります。ばかだなぁ、おれ。ホント、わかってるんだけど、どうしようもないのだよ。でも、こんなにもあなたを強く強く求めたって、結局は何にも得られない。
どんなに強く求めても手に入らないものがある。
それを、ぼくは受け入れなければならない。


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